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2023年2月22日~24日 
     11の流氷チャンス北海道流氷づくし3日間


12月に引き続き,今回は北海道流氷づくし3日間の,ほぼ鉄道とは関係の薄いツアーに出かけることとしました。 
北海道ツアーは10回を超えましたが,冬の北海道は2回目となりました。一度は流氷を見ておきたいと思っていましたが,やっと実現することができました。
参加者は,全30名の満席でした。

今回のツアーは,網走流氷おーろら号と紋別流氷ガリンコ号の2つに乗船することがメインとなるツアーです。全国旅行支援とともに北海道雄武町から,オホーツク紋別空港着発,雄武町宿泊施設(ホテル日の出岬)利用を条件に補助金もいただけ,ツアー代金に充当されることから比較的安価に参加することができたと思っています。ありがとうございました。

1日目は,羽田空港からオホーツク紋別空港,バス移動で途中「道の駅サロマ湖」に立寄後,北浜駅に向かいます。その後,「道の駅浜小清水」に立寄後,知床ウトロの夕陽台からウトロ港の流氷を眺めてから,知床第一ホテルに向かいます。
2日目は,バスでオシンコシンの滝を見た後,網走港流氷おーろら号に乗船します。網走市内で昼食後に「天都山」から流氷を眺め,バス移動が長い日になりますので,「道の駅愛ランド湧別」,「流氷岬」にも立寄後,ホテル日の出岬向かいます。
3日目は,出発が早く,バスで紋別港から流氷ガリンコ号に乗船します。その後流氷科学センターで「クリオネ」を見たり,-20℃の部屋内などを体験します。紋別市内で海鮮炉端焼の早めの昼食後に,オホーツク紋別空港に戻り,日に一便のみの羽田便にて東京に戻ります。

冬の北海道では,2019年の釧網本線,根室本線鉄道撮影ツアー以来の,防寒具など1つ荷物が多くなるツアーではありましたが,何とか体力が持ったようで,楽しい思いをさせていただきました。

クラブツーリズム様,冬道のバス運行をいただきました「北紋バス」様にはたいへんお世話になりました。

1日目 羽田空港からオホーツク紋別空港,バスで北浜駅へ

羽田空港から全日空便でオホーツク紋別空港へ,バスで牧場のサイロのような「道の駅サロマ湖」に立寄後,北浜駅に向かいます。
北浜駅

この駅は2019年2月と昨年2022年6月から3回目になります。前回の冬では流氷はほとんどなかったのですが,今回はびっしりと流氷があります。列車が通る時間ならさらに良かったのですが,今回は流氷がメインですので,そこまでは望めません。
ウトロ 夕陽台  

北浜駅からすぐのところの「道の駅浜小清水」で休憩時間がとられます。ここは,浜小清水駅も隣接しており,道の駅の売店ではJR北海道「北の大地の入場券」を入手できます。展望台から多くの流氷が眺められます。
さらに,バスでウトロ夕陽台に向かいました。約1時間たらずかかります。
ウトロ夕陽台は雪のないときに来ていますが,びっしりとウトロ港まで流氷に覆われた風景は初めてです。
このあとすぐ近くの,知床第一ホテルに向かいます。
2日目 オシンコシンの滝

こちらも数回来ていますが,階段の氷雪ですべりそうにして見るこの滝は初めてです。昨年6月の時は水量が多く,マイナスイオンどころか水しぶきだったのですが,今回は水量はないのですが,氷雪の階段の通行が大変です。
網走港 流氷おーろら号 

昨年6月のウトロ港おーろら号は,思うところがあり乗船を見合わせたのですが,今回の網走港流氷おーろら号は久しぶりの乗船であり楽しみにしていました。
海上は寒いだろうと覚悟していたのですが,思ったほどでなく,天候もよく流氷をよく見ることができました。外国からのお客さまも多くいらっしゃいます。














その後,網走市内の「入丸水産」様で海鮮丼の昼食をいただいた後,海岸を少し眺めてから,近くの釧網本線「鱒浦駅」を見に行きましたら,ちょうど「流氷物語号」が通過したところでした。もう数分早く来ていればのところでした。





天都山,流氷岬へ

天都山の展望台にある「オホーツク流氷館」から網走市内からオホーツク海を遠望できます。はるか遠くにはうっすらと知床連山を望むこともできました。
ここは2回目で,前回はブルーの塩のかかった「流氷ソフトクリーム」を食べたことがありますが,今回はたくさんの人の行列だったのでやめました。



網走天都山から雄武町ホテル日の出岬まで相当な距離がありますので,途中の「道の駅愛ランド湧別」と「流氷岬」に立寄ります。このころは天候は雪になりましたが,交通などに支障があるまでには至りませんでした。


ホテル日の出岬までは,流氷岬からまだ40分ほどかかります。ホテルは本当の一軒宿で周囲には展望台のみありますが,この雪の中で行くには相当の覚悟が必要です。宿自体は清掃のゆきとどいたきれいな部屋であり朝の海を見ながらゆったりとすごすことができます。
夕食には,初めての「毛ガニ」をいただくことができました。




               

3日目 紋別港 流氷ガリンコ号 
ガリンコ号は初乗船となりました。この船は,スクリューで進む通常の船と異なり,船首下にドリルのような(私流に言うとサンダーバードに出てくるジェットモグラのような)スクリュー(正式には「アルキメディアン・スクリュー」だそうです。後日調べ)で流氷をガリガリと砕くとともに海水を後ろへやって進むような感じになりますでしょうか。
よって,写真小の左は船前方ではスクリューによる海水が飛び出してきます。写真小の右はすれ違いの同型船を横から撮影したものです。(写真の船が小さくてすみません)

運航中は,港沖合の流氷帯では流氷に乗り上げる衝撃と砕く音も加わり迫力満点です。


私が乗船したのはガリンコ号3でしたが,途中すれ違ったガリンコ号2の模型が乗船改札口にありましたので,参考に乗せておきます。

















流氷科学館,マルカイチ水産,オホーツク紋別空港

紋別港からすぐの流氷科学館では,流氷のできるまでをアムール川からオホーツク海の地図と試験管の冷えた水を一瞬で凍らせることの説明などわかりやすく解説していただけます。また,「クリオネ」が生きた状態で展示されていました。私はクリオネは2~3cmほどかと思っていましたが,やはり実物を見るともっと小さいもの(数mm程度)と初めて知りました。ビデオ映像や-20℃の部屋など体験させていただけます。

紋別市内の「マルカイチ水産」様で海鮮炉端焼の昼食となります。隣の売店では北海道ならではの毛ガニなど,私の地元富山ではお目にかかれないものが販売されていました。

その後バスですぐの,オホーツク紋別空港から羽田空港便で東京に戻りました。一日一便の羽田便が13時発(一昨日到着した便の折り返し便)のため朝の出発が早かったと理解しました。