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2018年8月3日 立山カルデラ砂防体験学習会 参加 |
富山県,立山カルデラ砂防博物館が主催する,立山カルデラ砂防体験学習会のバスコースに参加してきました。
鉄道好きな私としては,国土交通省立山砂防事務所の立山砂防工事専用軌道に乗車できるトロッココースに参加したいところではありますが,日程の都合と,申込倍率が高く抽選に当たる可能性が低いだろうと考え,今回はバスコースでの参加としました。(鉄道乗車に関連がない内容ですみません)
バスコースは,富山駅北口集合で受付後に出発となり,途中で常願寺川堤防道路も通りながら,富山地方鉄道立山駅の近くにある「立山カルデラ砂防博物館」に向かいます。博物館見学後,いよいよ立山カルデラに向かいます。
有峰林道(有料道路)を通り,有峰記念館で小休止後,折立ゲート(一般車はここより通行不可 )から,工事用区域のため借用したヘルメット着用(バスの中でも)となります。
跡津川断層真川大露頭(車窓),六九谷展望台,立山温泉跡地(昼食含む),泥谷堰堤,多枝原展望台,天涯の水,白岩堰堤,天涯の湯,有峰記念館(帰路),有峰林道から出てから,本宮堰堤を見学後,富山駅北口で解散となります。
立山黒部アルペンルートから外れた場所を,小さめのバスで工事用道路も通りますので,時間的にもスペース的にも若干の窮屈な面もありますが,立山カルデラのみで,富山平野全体を2mも覆ってしまうという土砂量を持つ場所にて,大規模な砂防設備をたくさん見ることができましたので,大変良かったと思います。
立山砂防事務所様,立山カルデラ砂防博物館様および,中部観光様には大変お世話になりました。ありがとうございました。 |
立山カルデラ砂防博物館 入口
立山カルデラ砂防博物館内は,砂防に関するいろいろな展示があります。出発時は,ここで「ヘルメット」借用します。
写真右側の,国土交通省立山砂防事務所の建物の奥から砂防工事専用軌道のトロッコが発着します。残念ながら今回は見ることはできませんでしたが,遠くからでもよいので,見学だけさせていただけたなら,さらによかったと思います。 |
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有峰記念館横 展望台より
写真上は有峰湖ですが,右側に有峰ダム堤体があるはずですが,ここからは見えません。
帰路で再度小休止する有峰記念館で「ヘルメット」を返却します。
写真下は,帰路にバス車内から撮影した有峰ダムです。
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六九谷(ろっきゅうだに)展望台
バスを降りて,少々の階段を上ったところで,立山カルデラ全体を一望できます。
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立山温泉跡地
立山温泉跡地の入口には,安政大地震の被災者供養塔があり,奥の休憩所にて昼食(各自富山駅のバス出発前に準備が必要)となります。
昼食後,徒歩で温泉浴槽跡,天涯の橋を渡り,泥鰌(どじょう)池も見学して廻ります。
しかし,大昔の登山道も整備されていないだろうと思われる時代に,どうやってこのけわしい山奥の温泉にたどり着けたのか不思議でなりません。
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多枝原(だしわら)展望台より
多枝原基幹堰堤,分散導流提など砂防施設群とともに,幸田文の「文学碑「崩れ」より昭和51年10月この地にて」の石碑があります。
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白岩堰堤
砂防施設として初の国指定重要文化財となっており,砂防施設として日本一の高さとなります,白岩堰堤です。
写真上の緑の橋から下流を見ると,写真下のように大きな落差とともに大迫力で怖いくらいです。
写真中の案内図によると,この下流に立山砂防工事専用軌道終点の水谷出張所があるとのことですが,私には確認できませんでした。 |
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大昔,オランダの土木技師「デ・レーケ」が『これは川ではない。滝だ』と発言したともいわれる川のひとつとの一説(これには諸説あり,解説の先生が説明された内容ではありません。私が勝手に思い出しただけの話)にも,これを見るとうなづけるものがあります。 |
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本宮堰堤
有峰林道を降り,小見小学校近くにあります,本宮堰堤です。
写真下は,富山地方鉄道千垣駅〜有峰口駅間にかかる鉄橋のすぐ上流の道路にかかる芳見橋より上流を見た本宮堰堤付近です。
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砂防データカード
資料とともに,砂防データカードもいたたきました。裏面には諸元など記載されています。
今はやりと言われる「ダムカード」のようなものでしょうか。よい記念になります。 |
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