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2018年9月25日 立山黒部アルペンルート通り抜け 日帰りツアー

 地元ですが,立山黒部アルペンルート通り抜けツアーに参加してきました。
富山からのクラブツーリズム様のツアーがあるとはつゆ知らず,検索していて気が付きましたので,8月に急きょ申込しております。

 富山〜室堂〜黒部ダムまでは何回も行っているのですが,まだ黒部ダム〜扇沢間は今まで行ったことがありませんでした。
 関電トンネルトロリーバス(黒部ダム〜扇沢間の無軌条電車)が,トロリーバスとしては今年が最後の営業運転となり,来年の運転開始までに廃止されることから,最後に一目見ておきたいとの思いと,秋の紅葉の季節でもあることから,参加することにしました。(来年から上記区間は,電気バス(走行はバッテリー駆動)となり,鉄道事業から外れてしまいます。なお,室堂〜大観峰間で運転されています立山黒部貫光の立山トンネルトロリーバスは,そのまま残ります。)

 「立山」とよく言いますが,立山という単独峰はありません。雄山(おやま),大汝山(おおなんじやま),富士ノ折立(ふじのおりたて)の並んだ3つの峰の総称をいいます。標高3,015mは3つの峰で一番高い大汝山の標高です。私の地元富山県内では,立山(雄山)に登ってはじめて大人の仲間入りとの風潮があり,私も中学生のときに学校行事としての立山登山に参加しています。

 当日は朝から雨となり,立山ケーブルを下車した美女平では,濃い霧もあり,立山高原バスからは,ほとんど周りの景観が見れません。しかし,室堂到着ごろから小ぶりとなり,麓側には雲海を見下ろすような,見たことのない景色が広がりました。さらには室堂散策時間の最後30分ごろから雨がやみ,急いでみくりが池まで行ってきました。
 立山ロープウェイでは,また雨と霧になり,せっかくの紅葉がほとんど見れませんでしたが,黒部ダムでは,雨もやみ,ダム堤体上や上のダム展望台,下の新展望広場など往復とも外階段で廻れました。(ダム展望台や新展望広場へは階段が多く相当の体力が必要です。普段の運動不足が身にしみます。四国香川の「こんぴらさん」(金刀比羅宮)の階段にせまるほどの疲労感があります。)
 最後には,今回の目的だった,関電トンネルトロリーバスに乗車し撮影することができました。扇沢駅から富山駅までは,立山駅まで乗車した同じバスで戻りました。(立山駅から糸魚川,白馬経由で扇沢駅までバスを回送するだけでも大変だと思われます。また,マイカーの回送サービス会社もあるとのことです。)

 今回のツアーは,参加人数は多くなく,平日でもありますので,集合や多くの乗換では比較的スムーズに進みました。相変わらず外国の方もたくさんおみえになっていらっしゃいますので,ピーク時には相当な混雑になるだろうと思われます。

 クラブツーリズム様,バス運行の富山地方鉄道様には,たいへんお世話になりました。ありがとうございました。

立山ケーブルカー

 立山ケーブルカーの麓の立山駅では,写真上の雨ですが,降りた美女平駅では,立山高原バス乗車時には,写真下の雨や霧の状態です。
バス道中は最初のころの景観はほとんど望めません。しかし,この濃い霧の中にあってもたくさんのカーブを安全運行する運転手さんは相当慣れている方でないと無理だろうと思います。
立山高原バス

 写真上は,バスがある程度登ったところから麓側を見たものですが,雲海が眼下に広がっています。

 写真下は天狗平付近のソーメン滝です。立山山頂付近はまだ雲に覆われています。
室堂

 室堂では,自由昼食や散策などのために2時間ほどの時間がありました。
 写真上は,到着時の室堂付近ですが,雨と霧でほとんど山など見えません。でも,多くのみなさまは雨具を着て散策されていました。


 写真中は,集合30分ほど前には何とか山の稜線が見えるほどまで天気が回復してきました。人もたくさん駅から出てきます。あわてて付近を散策します。


 写真下は,みくりが池です。集合まで時間がないので,ここまでしか廻れません。
 ツアー参加者の中には,「ライチョウ」を撮影した方もいらっしゃいました。
立山ロープウェイ

 室堂から立山黒部貫光のトロリーバス,立山ロープウェイ,黒部ケーブルカーを乗継,黒部ダムに向かいます。
 写真上は立山ロープウェイの車内からです。せっかくの紅葉がよく見えません。(雨の窓からの写真でスミマセン)
 写真下は黒部平に着いたロープウェイです。またも濃い霧に覆われてしまいました。
(支柱のないワンスパン方式のロープウェイでは日本最長です。)
黒部ダム

黒部ダムでは,雨や霧は回復していました。

 写真上は,黒部湖駅からダム堤体上を歩いて対岸の関電トンネルトロリーバス側に向かいます。毎度のことですが,下を少しのぞくと恐怖感があります。

 写真中は,ダム堤体上の関電トンネルトロリーバス側にあるダム名板です。(私の地元富山県内では,黒四(くろよん)ダムと言うことがありますが,正式名は黒部ダムです。)

 写真下は,展望台から見たダム全景です。アルペンルート初めてのツアー参加者からは,この迫力に感嘆の声をあげていらっしゃいました。
しかし,この展望台までの外階段には,相当な疲労感です。
関電トンネルトロリーバス

 今年で最後のトロリーバスとしての運行になります。来年からは,電気バスとして運行されます。「トロバスラストイヤー」としてキャンペーンも行われていました。

 今回ツアー参加の目的としていたものであり,たくさん撮影することができました。